コロンビアでは希少になりつつある品種ティピカ。
農園主オズワルドが丹精込めて仕上げたトラディショナルコーヒーを是非!!
浅めのハイローストではキャラメル、蜂蜜の様な
滑らかで濃縮感あるコクとオレンジやピーチの果実感。
クリーンで柔らかい甘さが長く続くアフターテイスト。
微かなハーブのニュアンスも折り重なる立体的な香味が楽しめます。
ティピカ種の特徴が存分に味わえる
甘く、華やかなコーヒー豆をご家庭の定に是非!!
<生産者情報>
農園名:エル・ローブレ農園 Hacienda El Roble
農園主:オズワルド・アセベド
所在:サンタンデル県ロス・サントス近郊メサ・デ・ロス・サントス
標高:1,650m
面積:320ha中300haが生産エリア。現在の栽培面積は270haで残りの30haはカトゥーラを植える予定。
品種:ティピカ
精製:発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト
新しいパルピング機械を2009年に導入。
今までは皮をむく部分が金属製だったが、未熟豆も相当数剥かれてしまうという難点があった。
新しい機械は樹脂製の柔らかい素材と金属の組み合わせで、より選別機能が強化されている。
製作会社の駐在員がおり、プロトタイプの機械はエル・ローブレ農園にて試用される。
【乾燥】
乾燥機は8つ、(横回転式が3つ、縦型2層式が5つ、最も古いものは100年以上前から試用している)。
水分値50%から11%まで乾燥させる。
アフリカンベッド、パティオもあるが、収穫期はまだまだ雨が多いため、あまり試用できない。
【レスティング】
乾燥させたパーチメントは麻袋(40kg入り)に入れられ、3週間休ませる。
倉庫のキャパは3,000袋(生豆換算で1,000袋)。
環境特性:
昼夜の寒暖差が大きく、昼間は30度前後、夜間は10度以下となる。
エル・ローブレ農園のあるメサ・デ・ロス・サントス地区は台地状に切り立った標高1650m前後の場所にあるが、南部の標高400m程度の峡谷から温かい風が吹き上げられ、朝方は濃い霧が発生する。
昼ごろからはBucaramangaから冷風が吹き、17時頃までに気温を急激に下げていく。
この寒暖差のおかげでチェリーは濃い甘みをもつ事ができるとのこと。
灌漑:
コロンビア平均降雨量が1,800mm/年であるのに対して、この農園では950mm/年程度しかなく、水量の確保が至上命題となっている。
対策として灌漑設備(Drip System)を導入中。
現在は300Ha中132Haでを稼動させ、このエリアでの収穫・品質状況を確認している。
この設備の稼動により開花時期をコントロールし、現在5%程度のミタカクロップを50%程度まで
高めたい考えであったが、天候不順により実現できていない(天候不順にもかかわらずある程度の生産量を確保できていると言えるかもしれない)。
現在カバーされていない残りの地域に関してはホースで水をまいており、灌漑設備が効果的である場合は更にエリアを拡大していく予定であったが、効果を得られたとは言い難い為実施していない。
また、敷地内には貯水池が4つある。
その他:
農園敷地外にはAcevedo家から寄贈した土地に建てられた学校があり、Oswaldから図書館、Royal Coffeeからパソコンの寄贈があった。
※粉に挽くをお選びの場合は、密閉容器に移すなどして、必ず冷凍庫で保存して下さい。
※豆のままの場合は2週間程、常温で楽しんだ後、冷凍庫へ入れてお使い下さい。