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前回は、簡単なアイスコーヒーの作り方をご紹介させて頂きました。 「モリコ式アイスコーヒー」
でも実は、ドリップすることに慣れてしまえば、一番手っ取り早いのは いつも通りまたはお好みで少し濃いめにホットコーヒーを淹れて、 粗熱を取って、ロックアイスで一気に冷やす作り方。洗い物も少なくて済みます。 今、私は自分用には本当に適当にドリップで淹れて水筒に入れて出掛けます。 紹介しておきながら計っても計らなくても良い。 ただ大切にしているポイントはあったりはします。 面倒ですが基準を作るという意味で豆の量と時間を計ってみるのは、 料理を最初はレシピ通りに計量して作るのと同じなのでトライしてみて頂ければ幸いです。 更に、話が逸れますが、料理と言えば、臭みを取る為に、雑味を出さない様に、 甘くする為、旨味を足す為、色々な技がありますね。
でも食材が最初から甘くて旨みがあったら、どうでしょう? 臭みが雑味も無かったら、その工程は省きませんか?
色々複雑にしている大元を見直せば意外にシンプル。
コーヒーの美味しい淹れ方は何故それをするのでしょうか? それは味をごまかす技になっていませんか?
マイルドと言って言葉をマイルドにしておけば良い話ですが。
美味しくなると話題のコーヒーメーカーで皆さんが使っている珈琲豆はどんな豆ですか?
良い材料を使う時には、コレが良い!の逆をする必要があります。 それが、ドリッパーでも言えることです。
同じ円すいドリッパーでも、ドリッパーによって全く味わいが違ってきます。 コーノ式と、逆に壁の無いドリッパーのお湯の落ち方を図にしてみました。
![](https://www.moricoffee.jp/data/moricoffee/image/20240704_122eef.jpg) コーノ式はリブが少なく壁が多くあることで、ドリッパーの中でお湯が循環します。 珈琲豆それぞれが持つ個性を余すこと無く抽出出来るので、 どの焙煎度合いの豆でも、しっかりアイスコーヒーでも味わい楽しむことが出来ますよ!
壁が無いと下に落ちるだけになってしまいます。
モリコーヒーで焙煎販売している珈琲豆は、2番コーヒーを楽しめるほどに 雑味が無くて旨みたっぷり。その為、コーノ式ドリッパーをお勧めしています。 限定カラーが可愛いってだけじゃ無いんです! 実はこれ、今、世の中の流れとは真逆なことを書いています。
下に落ちるだけの方が良いに決まっています。 珈琲の味がしっかり抽出出来ないこと、マイルドに言ってしまえば「雑味が出にくい」。
旨みが少ない一般的な珈琲豆の為に量が必要、 沢山消費してもらえますし、粗挽きにしたら尚更。 甘さが無い為に砂糖を入れて、雑味を消すために更にミルク、 冷めると本当の味が出てくるので熱いうちに飲む。
更に言ってしまえば、低いお湯の温度で抽出すると美味しいというのも同じです。
これで美味しくなる珈琲豆が世の中の主流です。
正解も不正解も、正義も悪も無い。 それでも、価格を優先しますか。 近場で済ませますか。
それなら、必要無いのかな?と疑問に思う今日この頃です。 弱気に聞こえるかもしれませんが、 美味しくて大好きな珈琲豆だからこそ、問うています。 MORI COFFEE 森 裕美 morico日記 バックナンバー
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