透き通った上品な甘さ
単一農家によるマイクロロット
上品な口当たりから始まり、程よいボディにカカオのような風味、
キャラメルのような甘い香味、穏やかな酸でスッキリと。
余韻ではローストアーモンドを連想させる香ばしい甘苦さを楽しめます。
長く続く甘い余韻に酔いしれてしまいそうな
バランスの良いマイルドで上品なコーヒーです。
フルシティローストは、
軽く淹れると甘い香りの優しい味わい、
しっかりと濃く淹れればマイルドな深煎りコーヒーと
違った表情の珈琲としてお楽しみ頂けますよ。
それにしても、私達はスペシャルティコーヒーに出会い20年ほどですが、
スペシャルティのメキシコがあったなんて!驚きでした。
2025年5月には私たちグループの生豆バイヤーがメキシコを初訪問。
農地を視察し、生産者と交流し、今後の商品づくりについて話し合ってきました。
長期的な視点で取り組んでまいりますのでどうぞご期待ください。
こちらの「アントニア・フエンテス」はオアハカ州の優れた生産者が手掛けるマイクロロット。
品種はティピカです。
5月に生豆バイヤーがメキシコを訪れた際には生産者のアントニア・フエンテスさんにも
お会いすることができました。
街から車で8時間、その後山道を40分歩いてようやく辿り着いたそうです。
森の中に健康なティピカが育つ農地は
「エチオピアのフォレストコーヒー以外でなかなかお目にかかれない風景」だったと語ります。
日本のスペシャルティロースターはもちろん、
世界のロースターもまだ足を踏み入れたことがなかったであろう場所。
山が入り組んでいて自然豊かな素晴らしいところですが、
見方を変えると、インフラが整っておらずアクセスに課題がある地域。
実際、輸出業者に生産者の写真が欲しいとリクエストした時も、
「電波がないから現地から送ってもらうことはできない。訪問するにしても国内線で移動してから車で悪路を入っていくのでまとまった時間がかかってしまう。しばらく待ってほしい。」と返答があったそうです。
写真一枚入手するのもなかなか大変という、
日本で暮らしている私たちには想像しにくい環境であることを実感しますね。
2020年、流通業者が高品質化プロジェクトをスタート、
定期的に現地を訪れて成果や改善点をフィードバックし、
収穫・精製・乾燥工程における精度向上のための知識共有や技術指導を継続的におこない、
約4年の歳月を経て私たちの元に“スペシャルティ”のメキシコが届けられました。
これからの発展がますます楽しみですね!
スペシャルティコーヒーの新たな香味と
この先の発展を是非ご一緒に楽しみましょう!!
・生産者:アントニア・フエンテス
・地域:オアハカ州サン・フアン・オソロテペク地区サン・アンドレス・ロベネ村
・標高:1,600m
・品種:ティピカ
・精製:発酵槽を使用したウォッシュト
・乾燥:パティオ上にて8-10⽇間の天⽇乾燥
※粉に挽くをお選びの場合は、密閉容器に入れる等して、必ず冷凍庫で保存して下さい。
※豆のままの場合は、常温で約2週間香り旨味が増してくるのを楽しんだ後、冷凍庫へ入れてお使い下さい。