中米の環境先進国コスタリカより
極上のマイクロロットコーヒー豆を
お届けいたします!!
柔らかく穏やかで瑞々しい果実感。
華やかな香りとチェリー、柑橘系、ベリーといった果実のニュアンス。
シティローストで味わう濃縮感はキャラメル、カカオを彷彿させます。
滑らかさと甘さがロングアフターでしっかりと楽しめる最高峰の
コスタリカ香味を是非どうぞ!!
余談ですが、下記<ファジャス・モラ家とマイクロミル設立まで>
に書いてあるようにDeynerが生まれたのは1985年。私とほぼ同い年。
2012年のマイクロミル設立というのも、
2011年にモリコーヒーを始めた私達なので、
同じ時代を珈琲を通して生きてきたんだなと共鳴してしまいました。
コスタリカには沢山マイクロミルがあります。
生産者の方々の思いも皆様に伝わりますように!
<生産者情報>
サンフランシスコ農園
・区画:カタリーナ Catalina
・所有:ファジャス・モラ家
※息子Deyner主導でマイクロミルを設立。農地、ミルの管理はDeynerと父Eliecerが行っている。収穫期はサン・ホセに住んでいるDeynerの兄弟が手伝いに帰ってくる。ウェットミル作業には母Isabelも参加し家族総出で行っている。
所在:サン・ホセ州レオンコルテス市サンフランシスコ SanFrancisco?de LeonCortes
※Provinceを州、Cantoneを市としている
・標高:1,860-1,960m
・規模:1.5ha
・品種:カトゥアイ
・収穫:手収穫。
・精製:
ペニャゴス社の小型設備
機械と水の管理、フローター選別、ウェットパーチメント選別に各一名(父、母、息子)の体制で工程管理(要所要所で人手による選別を施している)
1.フローターは別途プラスチックタンクにチェリーを投入し手動ですくいとる(専任で一名つける)
2.縦型パルパーにて果肉除去
3.クリバにて果肉除去できなかったものなどを選別
4.ミューシレージ除去
5.ウェットパーチメント排出口でパーチメントを手選別(専任で一名つけ主に未熟をとる)
6.ベッドにて乾燥10-12日(雲が多いと20日かかることもある)
・ドライミル:
1. 脱穀 2.粗選別 3.スクリーン選別 4.比重選別 5.電子選別 6.手選別
※ドライミルもしっかりしているがそもそもの原料が非常にきれいなことが最終商品の精度に最も寄与している。
<農地について>
元々牧草地だったが粘土質の土のため牛に踏み固められ、硬い土壌になってしまっていた。
カタリーナという一年草を植え、成長するたびに刈り取って土の上に敷くことで、土壌を柔らかくしながら有機物の蓄積を図っている。
標高が高いだけでなく北西を向いていることで日照も少ない、さらに毎日16:00くらいに谷から霧があがってくることで西日もさえぎられがちといった環境。
<ファジャス・モラ家とマイクロミル設立まで>
ファジャス・モラ家はSanFrancisco近隣のSanta Rosa出身だが、Eliecerが祖父からSantaRosaの土地を相続した際、その土地と兄弟が所有していたSanFranciscoの土地と交換し、さらにその周辺を新たに買い足すなどして現在の土地を取得した。
その際住居もSanFranciscoに構え引っ越してきた。1978年のこと。
この頃は現在のサンフランシスコ農地は標高が高すぎ、誰もコーヒーを植えようとは考えていなかった(気候的にか技術的にかは不明)。そのためコーヒーの生産はもう少し標高の低いConcepcionという農地で行っていた。
その後、Ediecerは2男2女をもうける。Deynerが生まれたのは1985年。
子どもたちは成長すると就職や高校の為、首都サンホセに行ったが、Deynerはコーヒー生産を引き継ぐことを決意し家に留まった。
Deynerはコーヒー生産に取り組む中でますますコービーが好きになっていったが、収穫して販売するだけのチェリーがその後どうなるかを知りたいと思うようになった。
親戚がマイクロミルを設立したことを聞きつけると見学に赴き、知りたいという欲求が自分たちのコーヒーを作りたいという思いに変化していった。
一方で、コーヒー農家として生きていくためには生産量の向上も必要と考え、2007年にサンフランシスコ農地に0.2haほどコーヒーを植えてみた。
いけそうなことが確認できたがサンフランシスコの土地は16haと広く、大半が牧草地のためさらにコーヒーを新植する場所はたくさんあったがその資金はなかった。
Deynerは資金を稼ぐために2008年から米国ニュージャージー州に出稼ぎに出た。
4年間家具の梱包などの仕事に従事し稼いだお金は新植だけでなくウェットミル設営の原資ともなった。
帰国後の2012年、コスタリカで広くマイクロミルが成功していることを目の当たりにし、家族で自分たちのコーヒーを作りたいとの思いを強くしたDeynerは、マイクロミルの設営を決断しすぐに実行する。
その年に精製できた量はわずかだったが、サン・ホセの兄弟も収穫期の作業を手伝いに帰ってきてくれた。
まだ、処理量や品質は安定していないものの、Deynerはマイクロミルを設立したことで家族一丸となってコーヒー生産の仕事ができることに大きな喜びを感じている。
今後は少しずつ品質を高め、消費国の方々が自分のコーヒーを愛飲してくれるようになることを希望している。
※粉に挽くをお選びの場合は、密閉容器に移すなどして、必ず冷凍庫で保存して下さい。
※豆のままの場合は2週間程、常温で楽しんだ後、冷凍庫へ入れてお使い下さい。