2019年03月21日
6月、お休みを頂き、コーヒー生産者の所へ行って来ました。
行き先は、東ティモールです!
2002年にインドネシアから独立した小さな島国。
日本からは東ティモールへ直接行けないので、
インドネシア バリが最初の到着地でした。
それが、なんと、私は、朝イチで目を怪我してしまい痛みに耐えきれず病院へ。
血の涙、蒸し暑さ、蚊、辛くて痛い食べ物、靴擦れ等もあって、
本当に沢山の人達が楽しむリゾート地でこの調子では、
この先、途上国の東ティモールで何を食べて、日本へ帰るまで、
どうやって過ごすのか、もう何とか頑張るしかない、そんな旅の始まりでした。
![](https://www.moricoffee.jp/data/moricoffee/image/20190718_2ec37a.jpg)
そんな事もありましたが、インドネシアでは美味しいコーヒーが飲めました。
もちろん低品質のコーヒーを出しているお店もあったりしたのですが、
専門店に限らず、良い品質のコーヒーが地産地消されていました。
翌朝、目の怪我は、病院で貰った薬と眼帯で良くなり、
飛行機で約2時間、東ティモールに無事辿り着きました。
さて、たった2時間ですが、東ティモールは気候が違うんです。
カラッとしていて心地良い!これだけで気分が軽くなります。
場所がオーストラリアのすぐ真北で、大陸性気候の影響なのでしょうか。
でも、空港もある首都ディリは、蒸し暑い時もある様で、
ディリのコーヒー生豆の倉庫は、今回は時間がなく外からしか見れませんでしたが、
コーヒー生豆の品質にも影響する為、高温多湿の対策をしっかり行っています。
雨季では無いので時期が良かったのかな、と言っても
日本やバリが蒸し暑過ぎだと思うのですが、分かりません、快適です!
宿泊先まで、タクシーのお兄さんが、街を沢山、丁寧に紹介してくれました。
![](https://www.moricoffee.jp/data/moricoffee/image/20190718_f3ebd9.jpg)
ピースウィンズ・ジャパンが営業するカフェもバッチリ案内されました。
ピースウィンズ・ジャパンは、輸出会社であり、人道支援のNGO団体です。
翌日、現地スタッフの方にコーヒー生産者の元まで案内して頂き、
とてもお世話になりました。
目指した地域は、標高1500m程で、寒暖差があり、湿気は少ない地域。
1年中暖かい東ティモール、この時期は乾季で秋にあたります。
レテフォホのコーヒーは、収穫が始まったばかりでした。
お話によると雨季でも毎日天気は良いんだそう!夕方ゲリラ的に雨が降るそうです。
私は言葉から梅雨の様な天気を想像していましたが、全く違う気候なんですね。
そんな雨季には、雨で道路が大変なことになるそうです。
険しい山道を通って、コーヒー豆がやって来ているんです。
そんなこんなも、また今度、書けたらと思います。
![](https://www.moricoffee.jp/data/moricoffee/image/20190719_a40608.jpg)
ビーチ沿いの宿に着くなり、外でオーナーの丁寧な街の案内が始まりました。
そして、コーヒーショップをしていると伝えると、
「レテフォホのコーヒーはナンバーワン!」っとコーヒーを頂きました。
東ティモールでも、現地のコーヒーが親しまれています。
それを5年ほど前に広めたのも、ピースウィンズ・ジャパンです。
以前は、隣国インドネシア産のコーヒーを飲んでいたそうです。
その後、他の会社もどんどん真似をして、今に至る、みたいな事もあります。
現地のスーパーマーケットにも沢山、東ティモール産が並んでいました。
「明後日は、ここで結婚式、ダンスパーティーだ。500人が来るよ。」
今は何も無い野外ホール的な場所です。スマホで、動画を見せて貰いました。
私は遠慮して、結婚式当日の様子は写真に収めなかったので、
かなりドレスアップした宿の様子とお料理です。
周りには椅子がずらーっと並んでいました。
![](https://www.moricoffee.jp/data/moricoffee/image/20190719_96b52a.jpg)
ドレスアップした人々が、続々と集まって、大音量の音楽とダンス。賑やかでした。
![](https://www.moricoffee.jp/data/moricoffee/image/20190719_c54fc6.jpg)
夕食をお願いして、このホールの2階を利用した際、
大きな木が1本と建物のない山が写された写真が壁に飾ってありました。
泊まった石積みで茅葺のバンガローも、
その上にあるオーナー宅も、全てセルフビルドでした。
敷地内には、豚、ヤギ、犬、猫が自然にのんびり過ごしていて、
朝は、3時頃から鶏の大きな声で起こされる、そんな感じの宿です。
ここだけでなく、東ティモール全体が、のんびり放し飼い。
ビーチを親豚が沢山子供を連れて歩いていたり。道路にヤギが飛び出てきたり。
小屋に押し込まれていなく、何だか良いなぁ〜っと思いました。
ただ、首輪をしていなくとも、飼い主には分かるんですね、
交通事故を起こしたら、飼い主からキッチリ請求されるそうですよ。
![](https://www.moricoffee.jp/data/moricoffee/image/20190719_f21266.jpg)
そして、育てて食べる訳ですが、かなり美味しいです。味付けもバッチリです!
新鮮な卵・肉・魚、標高が高いので無農薬の高原野菜もあります。
梅雨と台風がなくて1年中暖かい、美味しい、虫は少ない、綺麗な海もある。
「地震も津波も来ない」とオーナーのデイビットは言いますが、本当でしょうか。
とにかく、洗濯物は、気持ち良い程すぐに乾くし。
そんな幸せな環境、今、恋しいです!
日本では体験出来ない事が、山程あり過ぎて、
コーヒー生産地まで、日記では辿り着けませんでした。
バリでは病院というハプニングもありましたが、東ティモールでは良い日々を過ごし、
日本を出る時には想像も出来無い様々な美味しさを口にして、無事帰って来ました。
東ティモールで収穫されたコーヒー豆が、モリコーヒーに並ぶのは、まだ先ですが、
様々な地域で採れるコーヒーを飲んで、日本の夏、スッキリ過ごしたいと思います。
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