2020年09月25日
こちらの日記を読んで下さり、ありがとうございます。
新たな出会い、新たな発見、書きたい事は山の様にありつつ、
なんと!一年以上も更新していなかったのです。
と書いてある下書きを1年後の同じ日にみつけて驚いて今これを書いています。
東ティモールへ行ったのは、「また書けたら」と書いておいて、もう1年以上
から更に、2年以上前になりました。
![](https://www.moricoffee.jp/data/moricoffee/image/20200925_a9b275.jpg)
「コーヒーの産地へ向かう道、懐かしいです。」と、1年前の自分が言っていました。
首都のディリからレテフォフォまで車で4時間。
この写真は、舗装工事中の道路だったと思います。
道路工事が終わって綺麗な道になっているんでしょうね。
写真には残していませんでしたが、舗装路で海が見える山道もあり、
なんだか森の様子が三重に似ていて、ここは紀伊長島?っとか思いながら、
コーヒーやカカオ栽培の話などをしていたのを思い出します。
温度はもちろん寒暖の差など、気候が全く違うはずですが、不思議ですね。
最近は休日にスポーツバイクに乗る様になり、ご無沙汰していますが、
以前は、紀伊長島の「古里温泉」に行く事を休日の楽しみにしていました。
帰国後は、温泉に向かう途中、東ティモールに居る様な感覚になるのを
楽しんでいたのが、思い起こされます。
サイクリングで行って、温泉や旅館でゆっくりしてみたいです。
![](https://www.moricoffee.jp/data/moricoffee/image/20210924_f075c1.jpg)
ここは更に標高が上がって、小さな集落と集落を繋ぐ道は未舗装です。
![](https://www.moricoffee.jp/data/moricoffee/image/20200925_aa18a5.jpg)
日本ではニュースになっていませんでしたが、
日記を書こうとしていた昨年、3月に首都のディリで洪水被害がありました。
更に、今年は4月に台風で大災害が起こっています。
昨年、5月頃にコロナの影響で日本人が帰国が出来なくなっていると、
東ティモールが日本のニュースになっていました。
ニュースを読んで、日本人の心配をされた方も多かったです。
でも、日本のニュースとは、災害があった事は触れずなのですね。
前回の日記に書いたピースウィンズ・ジャパンの方々は緊急支援をしていました。
自分が見ている世界は、日本で見せられている世界という事を感じました。
![](https://www.moricoffee.jp/data/moricoffee/image/20210924_a4d309.jpg)
考え過ぎて日記を書けない代わりに、店頭に東ティモールの写真を貼っていました。
「赤い実だけをあなた達に」とリーダーのセレスティーノさん。
この赤い実も、完全に完熟していない実も、生産者に最低価格を保証して購入した
フェアトレードコーヒー豆として流通しています。
認証がついていれば、品質が良くなくても生産者に最低価格が支払われています。
と思わされていました。現地に行かなければ私は知らずにいた歪んだ事実の一つです。
もちろん、そんな事をしているのは別の会社です。
違う形で生産者の方々の生活を支えているのも事実です。
どこまで書いていいのか、書く必要も無いのか、
生産者の「分かるでしょ?」っと言う言葉。
でも、私と同じ様に騙されている日本人が沢山いて、
それは嫌な事だと思って書いています。
日本の新聞、教科書、本、テレビ、ネット、SNS、YOUTUBE、
商品の宣伝広告、スマホで世界の全てが知れる錯覚。
この日記も現実を知った様でそうではないんです。
自分自身で、見せられている世界に気付かなければ意味が無いのだと思います。
デジタル社会は便利です。ですが、自分の体験と感覚と気持ちを大切に生きたいです。
MORI COFFEE 森 裕美
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